●頸部や肩、背部の痛み

〇筋・筋膜の損傷による痛み
急性のものでは寝違えがありますが、これは治りやすいです。
痛くなってすぐに治療すれば一度の刺鍼で症状がなくなることもあります。
慢性のものでは固定された姿勢での長時間の作業によるものか
動かしすぎた後に疲労をそのまま残している場合等が原因となっているようです。
慢性のものでは筋膜が固着し、血流が滞り筋繊維がうまく動かなくなっています
ので問題となっている筋に刺鍼することにより血流を促し、固着した状態を
解放することを目的とした治療をします。SMART TOOLも有効です。


〇頸椎ヘルニア
ヘルニアの出方によって症状は様々ですが
肩甲骨の間、上腕三頭筋、腕橈骨筋、指先のしびれや痛み
がよくみられます。C6,7、C5,6にヘルニアが出ていることが多いようです。
頸椎周囲の筋に刺鍼し症状が警戒することが多いですが
普段の姿勢の改善も重要なのでやはり運動療法も併せて行うことを
お勧めします。

〇五十肩
肩を動かす動作(髪を結う、後ろに回す等)で痛みがでる。
画像検査では特に異常が認められないものを言います。。
三角筋や棘上筋、棘下筋、肩甲下筋。
そして前腕の筋群も関与している場合が多いので刺鍼及び
マッサージもしくはSMART TOOLで施術をし、痛みが軽快することが多いです。
治療と合わせてローテーターカフのトレーニング等も少しづつ行うとよいと思います。また、前腕の筋群のストレッチングも有効です。